白っぽいのに、1級遮光を実現した遮光カーテン
通常は2級遮光になることが多い白っぽい生地ですが、この生地は1級遮光です。
シンプルで美しい空間作りに。燃えにくい加工つきで施設などにもおすすめです。
素材感がある白っぽい1級遮光カーテン
白い生地で、1級遮光カーテンのご要望をよく頂きます。
生地の裏にコーティングをしたタイプを当店でも扱っておりますが、
織りだけの遮光生地と較べると、やや生地がゴワゴワした質感となるので、
素材感という点では、織りだけの生地の方が優れています。
この生地は素材感があるやわらかい質感で、薄い色でありながら、1級遮光を実現しました。
かなり白っぽい生地では、1級遮光は難しいのです
光を遮る機能性は色が濃い糸の方が優れています。そのため、一般的な遮光カーテンは黒い糸
(つまり最も色が最も濃い色の糸)を生地組織の中に織り込んでおり、そのおかげで光を遮る能力が高くなっています。
白っぽい生地で生地の中に黒い糸を織り込むと、通常は黒い糸が透けて見えたり、
白い糸の組織の間に少しだけ黒い糸が見えてしまったりして、生地表面はグレーっぽく見えてしまいます(白+黒=グレー)。
それを防ぐため、この生地は中の黒い糸の影響が表に出にくいように白い糸の量をかなり増やして、
生地の密度を高めました。その結果、表面の白っぽさを保ったまま、遮光の機能も高めることができました。
色が濃いめの遮光カーテンよりは少々光を通しますが、遮光率は99.99%を超えており、
遮光等級としては1級遮光を実現しました。日差しが強い窓や、寝室などにおすすめです。
色合いについて
商品の色表記としては「オフホワイト」としました。かなり白っぽい糸を使っていますが、
少し色がついた自然な白になっています。※社内表記は簡単に「WH」となっていますがご了承ください。
全体的な印象もはっきりとした「白」とするには、もう少々青っぽい、例えばワイシャツのような白に染める必要があり、
実際にそのような色合いにすることも検討いたしました。
しかし、青っぽい白ですと、印象としてははっきりとした白で、明るい印象もその方が若干強くはなるのですが、
厚手のカーテンとしては、やや冷たい印象に感じてしまいました。
そのため、「とっても明るい白」という印象よりは、少々色がついていても、
「温かみのある白」「暖色寄りの白」という雰囲気を重視して、生地の色合いを決めました。
★商品の色については、ご覧頂いている端末や設定などの環境によって色合いが大きく変わります。
また、どのカーテン生地にも言えますが、実際の生地の色合いと、昼間に外の光の影響を受けている時に見る色合いと、
夜に照明の中で見る色合いとは、それぞれ違う見え方になることがあります。
特に薄い色は日中の光や照明などの影響を受けやすいと言えます。
参考までに色々な物と並べてみました。
1:このページの遮光カーテン
2と3:比較参考用のレースカーテン生地。2は「ホワイト」、3は「オフホワイト」です。
2の「ホワイト」は白く染めています。
3は染めることなく元々の糸の色をそのまま生かした「オフホワイト(キナリ・生成り)」の生地です。自然な白です。
4:牛乳
5:ホワイトチョコレート
6:プラスチック消しゴム
この中でどれが近い色かと言うと、「キナリ」のレース生地の自然な白、そして牛乳の白さに近いです。
牛乳は、ぱっと見ると真っ白に見えたりしますが、実は、例えば卵の殻や、
白のワイシャツや白衣(レース生地の「ホワイト」が近いです)と並べてみると、
意外とそこまで真っ白でもなかったりします。
気になる方は生地のサンプルをご請求頂き、お使いのレースカーテンの色や、壁の色と実際に較べて頂くことをおすすめします。
生地組織の密度が高いので、断熱性もアップ
使われている糸の量が通常の遮光カーテンよりも多く、ずっしりと重みと厚みがあります。
やはり糸量が多く厚みが出ると、断熱性についてもかなり機能を発揮します。
そもそも二重織りの生地は構造的に空気の層を作りやすく、空気の層は断熱性を高めることが出来ます。
このカーテンはさらに糸量の多さと生地の厚み、生地密度が高いので、かなりの断熱力を持つことが出来ました。
寒い時期の暖房効果・暑い時期の冷房効果のアップ・省エネが期待できます。
通常はあまり生地の密度を上げるとゴワゴワと生地に張りが出ることも多いのですが、
この生地の場合は、手触りはやわらかめの仕上がりになっているのも、うれしいところです。
窓の断熱対策は消費電力削減への近道です
【夏】お部屋の気温上昇を抑える断熱試験
赤外ランプ法 60℃での断熱性試験
試験槽の中にあるブラックパネルに向けて、赤外線を60分間照射します。
ブラックパネルと試験槽内の温度を測り、どれくらい上昇するかを調べます。
赤外ランプとブラックパネルの間に、試験対象の生地を挟んで赤外線を60分間照射し、
同様に温度を測り、どれくらい上昇するかを調べます。
※ブラックパネルのデータは、黒いパネルに直射日光が当たった場合に近い状況のデータとなります。
試験結果
ブラックパネルの60分後の温度差は19.1℃、
断熱効果率は51.3%となります。
非遮光のカーテンと比較すると、遮光カーテンは
全般的に断熱効果が上がりますが、
それほど生地の厚みのない生地ですと
50%未満の場合もありますので、断熱性が高いと言えます。
【冬】の気温下降を抑える保温性試験
冷気法での保温性試験
試験装置の中をガラス板で区切り、片方を冷却室もう片方を試験室とします。
冷却室を60分間冷却し、試験室の温度がどれくらい下降するかを調べます(空試験)。
ガラス板の付近に試験対象の生地を設置し、同様に冷却室を冷やして、試験室の温度がどれくらい下降するかを調べます。
試験結果
保温効果率34.4%
(生地なし-13.1℃ 生地あり-8.6℃、下がった温度の差4.5℃)
非遮光のカーテンと比較すると、遮光カーテンは全般的に
保温効果が上がりますが、それほど生地の厚みのない
遮光生地ですと温度差が4度台に届かない傾向があります。
防炎加工で燃えにくい
防炎ネーム縫い付け済みですので、消防検査がある場合も合格します。
児童館、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、病院、介護施設、ホテルなど
公共施設、消防法で防炎品の使用を義務付けられている場所におすすめです。
防炎加工商品は、
消防法施行規則に基づく防炎性能試験に合格した商品です。
消防法により、主に不特定多数の人が出入りする場所で、防炎加工商品を義務付けられている場所があります。
防炎加工されている商品は、燃えにくく、燃え広がりにくいという性質がありますが、燃えないというわけではありませんのでご注意ください。
万が一火事になったときに、逃げるための時間稼ぎをしてくれるといった認識が必要です。
日本製
全サイズ・仕様、日本国内縫製です。
アジャスターフックで簡単取り付け
すぐにカーテンレールに取付可能です。
ウォッシャブル
洗濯機で丸洗い可能です。
同じ生地のタッセルつき
同じ生地でタッセル(カーテンをまとめるひも)をお付けします。※1枚につき1本